書体のカーニングの基本のメモ

カーニングとは?

カーニングとは、文字と文字の間を調整すること。文字の組み合わせで、デフォルト(基本の)の間隔だと広すぎたり、狭すぎたりして、バランスが悪く見えることがある。

このズレを微調整することで、読みやすく、見た目に違和感がない文字組を作ることができる。

例として、”A” と “V” のように斜めの形を持つ文字は、デフォルトの間隔では空間が広くなりすぎてしまうことがあって、適切に詰めることでバランスが取れる。

一方で、”T” と “o” のように異なる形の文字が並ぶ場合、詰めすぎると窮屈に見えてしまうことがある。(検証してみるとか)

イラストレーターとかは、自動カーニング機能が書体にセットされている場合はあるけど、細かい調整は最終的に手動で行ったほうが、良い仕上がりになることがある。

  • 文字と文字の間のスペースを調整する作業。
  • 見た目を美しくし、読みやすくするために重要。
  • 自動調整もあるけど、最終的には手動で微調整したほうが綺麗に仕上がる。

基本の考え方

  • 均等にするだけではなく、視覚的なバランスを取るのがポイント。
  • “T” と “o” のように形が違う文字は適切に詰める。
  • “A” と “V” みたいに斜めの組み合わせは、詰まりすぎないよう調整。

メトリクスとオプティカル

メトリクスで行うカーニング

  • フォントに設定されたペアカーニング情報を元に自動調整。
  • 書体デザイナーが決めた間隔なので、基本的にはバランスが取れている。

オプティカルで行うカーニング

  • Illustrator などが自動で調整。
  • 文字の形状を考慮してくれるので、手動調整なしでもある程度OK。

カーニングのグループ分け

文字の形を意識すると、調整しやすくなる。

  • I, T, L, H:縦長で直線的な文字。
  • A, V, W, Y:斜めの形を持つ文字。
  • O, C, G, Q:丸みのある文字。

→ “VA” のカーニングを調整したら “WA” や “YA” も似たように設定すると統一感が出る。

実際の調整方法(検証方法)

① まずは3文字ずつ見て調整する

  • “AVA” のような文字列なら、 “AV” と “VA” をそれぞれ確認

② どちらの文字を動かすか決める

  • 右側?左側?
  • バランスを見ながら調整。

③ サイドベアリング(文字の左右の余白)も調整

  • “T” は下に大きな空間ができやすい → 適切に調整。
  • “X” みたいに斜め同士の組み合わせはズラして調整すると自然に見える。

まとめ

  • カーニングを意識するだけで、デザインの印象が大きく変わる。
  • 特にロゴデザインなどでは、細かい調整が重要。
  • 実際に試しながら、自分なりのルールを作るのがベスト。

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