「手で書く」or「声で話す?」思考の整理に効く2つのことを脳科学的に比較してみた

手で書くor音声入力?どちらがいいのか、脳科学的に比較してまとめてみた

最近、いろいろと考えることが増えてきて、ノートに手書きで書いて、考えを深く掘ったりとか、逆にAI(ChatGPT先生…!)とかを使って、音声入力とかで、思考の整理とか行ってます。

仕事柄、ウェブ関連の仕事をしているのもあって、キャッチコピー考えたり、あとは日常生活の中でも、物事を深く考える場面が多くなってきました。

そこでよく聞くお話として、「自分の頭のなかにあるものを、一旦外に出さないと本当の意味で、整理できない」ということをよく聞きます。自分の体感としても強くこれ感じます・・・。

そこで、若干昔から感じていたことがあって、「手書きだと時間かかる」だから「音声でそのまま話をして、AIにある程度まとめてもらいながら、思考の整理したらかなり良いんじゃ・・・?」って思ってました。

どっちとも「思考の整理」には役に立ちますが、重要なのは、「使い分け」こそが、実は一番パフォーマンスが良いのではないのかな・・・?と感じたのが、今回この記事を書こうと思ったきっかけです

手書きは「深掘り・整理」音声入力は「感情・思いつき」で使い分ける

Webデザイナー(今では何でも屋さんになってます・・)として、キャッチコピーや文章を考えるときに、ノートに手で書くことや、スマホで音声入力を活用しています。

そのほか、日常生活でのモヤモヤだったりとかも同じように活用しています。

どちらも「気持ちが整理される感覚」があり、それぞれにメリットがあるように感じます。

手書きはたしかに時間はかかる・・・・でも自分の思考の感情が深まってくる感じがあります。

音声入力はとにかく感情をスピーディーに吐き出せる。誤字脱字は気にせず、まずは声に出して話すことで、自分の本音や思考の断片がどんどん出てくる

最近はChatGPTのようなAIと組み合わせて、音声で一気に出してから整理・深掘りしてもらうことで、より本質的なアウトプットにつながっている感覚があります。

比較①:手書きと音声入力、それぞれの脳の働き

比較項目手書き音声入力(話す)
主に使う脳の領域前頭前野、運動野、視覚野、海馬前頭前野、ブローカ野(言語生成)、ウェルニッケ野(理解)、聴覚野
活性化のポイント細かい運動(指の動き)と視覚の連携により、深い内省が可能言語化・発話を通じて感情や考えをスムーズに外に出せる
向いている目的思考の整理・記憶の定着・自己対話感情のアウトプット・即時的なアイデア整理・自己理解
特徴的な作用スロー思考(ゆっくり考えを深める)ファースト思考(話すテンポで直感を出す)

比較②:「どちらが良いか」ではなく「どう使い分けるか」

状況おすすめの方法理由
感情がモヤモヤしているとき音声入力で話す感情をそのまま吐き出せる。ストレス発散にも有効
論理的に整理したいとき手書き書きながら考えることで、論点がクリアになる
長期的に残したい内容手書き+デジタル化記憶にも残りやすく、見返しにも便利
今すぐ言語化したいとき音声入力頭に浮かんだことをすぐアウトプットできる

前頭前野ってどんな働きをしてるの?

項目内容
名前前頭前野(ぜんとうぜんや、Prefrontal Cortex)
主な働き意思決定、感情のコントロール、計画、注意のコントロール、創造的思考
手書きや音声入力との関係どちらもこの領域を活性化させ、「自分の考えを整理して再構成する力」を引き出す

音声入力でも思考整理はできるのか?

最近、iPhoneの音声入力機能を使って、思ったことをそのまま話してみることが増えました。
これが驚くほど、手書きと似たような効果を感じています。

  • 自分の言葉を耳で聞くことで、客観視ができる
  • 話すテンポで思考が流れるから、感情の奥深くまでアクセスできる
  • AI(ChatGPT)と話すと、対話による思考整理がさらに深まる

手書き vs 音声入力|おすすめの使い分け早見表

状況・目的おすすめ理由・効果
感情がモヤモヤしているとき音声入力(話す)話すことで感情をそのまま出せる。ストレス発散・即時性に優れる
深く考えたい、価値観や選択を整理したいとき手書き書きながら自分と対話する感覚。ゆっくり考えが深まる
アイデアを一気に出したいとき(ブレスト)音声入力思いついたままのテンポで話せる。制限がないので自由度が高い
論理的に整理したいとき手書き論点を紙面で可視化できる。優先順位や構造を視覚的に確認できる
客観視したいとき(自分の考えを“聞きたい”とき)音声入力自分の話す内容をあとから“聞く”ことで、新しい視点が得られる
書くことで落ち着く・集中したいとき手書き書くリズムが心を落ち着かせ、集中力が高まる(書道効果に近い)
とにかく短時間で出力したいとき音声入力スマホに向かって話せばすぐアウトプットできる(タイパ重視)
内容を後から見返したいとき手書き(+写真保存)ノートの見返しは「気づき」や「学び」の宝庫になりやすい
通勤中(私の場合は、車通勤なのでできる・・!)や手が空いていないとき音声入力手を使わずに記録できる。移動中のひらめきにも強い

がっつりAIに書いてもらってますが、でも本当にこれな気がします

おわりに

最終的には、同じ話になりますが、使い分けが大切なのかなと感じています。
何か深掘りはしたいけど、「ノートに書くのはめんどくさい・・」とかなる。でも音声だったら手軽にできるのであれば、それを実践するのも良し。

あとは、使い分け以前に、どちらにしても、自分の思考と向き合う時間を、実践なければ意味がないので、自分に合っているスタイルでやるのがベストなのかもしれないなと今回思いました。

読んでもらってありがとうございます…!

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